日記
1950年代西ドイツのヴィンテージクロックのKIENZLE APPARATE GMBH・キンツレー・インダストリアル・タコグラフ・クロック(電池式・クォーツ改造)が仕上がりました。
2017年04月01日
1950年代頃の西ドイツのアンティーククロックのKIENZLE APPARATE GMBH・キンツレー・インダストリアル・タコグラフ・クロック(電池式・クォーツ改造)です。1883年ヤコブ・キンツレーがシュレンカー家に入り立ち上げ拡大したメーカーです。タコグラフは自動車に搭載される運行記録用計器の一種で、運行時間中の走行速度などの変化をグラフ化することでその車両の稼動状況を把握できるようにした計器です。 重い鉄製でどこか潜水艦の様な雰囲気があります。1989年のベルリンの壁崩壊の東西ドイツ統合前の証である西ドイツで作られた質実剛健な造りです。本来この時計は手巻式の機械で毎日ゼンマイを巻かなくてはならず、またチクタク煩く1日1分程度の日差があり大変なので、電池で静かに動き正確なクォーツ(月差20秒以内)に交換してあり正確に安心してお使い頂けます。ムーブメント交換に伴いムーブメント交換に伴い違うデザインの物に変えられやすい針もオリジナルを使用しております。また加工が雑な場合取れたりずれたりしますが独自技術で精巧に加工しております。6時位置のセコンド・インジケーターは飾りで赤に固定しております。新しいムーブメントに合わせてオリジナルの部品を加工し直し、ほぼ全ての部品を元の位置に取り付けたので、外観で変化の無い完璧な仕上がりです。