日記
1950年代の古時計のタカノ・高野精密・振り子時計・手巻式・N23・薄緑色(電池式・クォーツ改造) が仕上がりました。
2016年12月12日
1950年代のアンティーク・柱時計のタカノ・高野精密・振り子時計・手巻式・N23・薄緑色(電池式・クォーツ改造)です。タカノは名古屋市で1899年に設立された掛時計製造会社「高野時計製造所」と1913年に設立された置時計製造会社「高野金属品製作所」が、1921年に合併して誕生した「高野時計金属品製作所」を起源とする。タカノは国産アンティーク腕時計において1959年9月26日伊勢湾台風に被害に寄って4年と11ヶ月しか存在しなかったことで、「幻の時計メーカー」として有名です。洒落た薄緑色塗りの木製ボディーに振り子時計では珍しい赤い秒針付きです。本来この時計は鍵でゼンマイで巻く機械ですが、チクタク煩く元々精度が悪く8日毎ゼンマイを巻かなければいけなく、時間が狂ったり止まったりするので、電池で静かに正確に動くクォーツ(月差20秒以内)に交換しており故障も非常に少なく時間も正確に安心してお使い頂けます。オリジナルの振り子も動き、チクタク音&時打(鐘の音)はありませんのでとても静かです。外観はオリジナルのままで振り子もオリジナルが動きます。電池寿命は約1年です。ムーブメント交換に伴い変えられやすい針や振り子もオリジナルを加工し使用しております。針の中心部分の取り付け金具も取り付けオリジナルを忠実に再現いたしました。新しいムーブメントに合わせてオリジナルの部品を加工し直しほぼ全ての部品を元の位置に取り付けたので、ムーブメントだけが変わり外観の変化は全く無い完璧な仕上がりです。