日記
1940年代アメリカのヴィンテージ・スクールクロックのゼネラル・エレクトリック・インダストリアル・クロック・ファーストモデル・1H1412・コンポジション(電池式・スイープ・クォーツ改造)が仕上がりました。
2016年09月27日
1940年代頃のヴィンテージ・ウォールクロックのゼネラル・エレクトリック・インダストリアル・クロック・ファーストモデル・1H1412・コンポジション(電池式・スイープ・クォーツ改造)です。ゼネラル・エレクトリックは1878年トーマス・エジソンがエジソン電気照明会社を設立したのが始まりでのアメリカのメーカーです。 GEのインダストリアル・スクール・クロックはおが屑やパルプ等のコンポジション素材、鉄製、ベークライト、プラスチックと変化していったのですが、この時計は非常に珍しいファーストモデルのコンポジション製ボディーです。リベット留めされたボディーに可愛くドーム型ガラスで赤い秒針がヴィンテージな雰囲気です。本来この時計はコンセントで動くモーター式ムーブメントで周波数で動くので日本では使う事が出来ない地域もあり、また100V電源で漏電の恐れもあり修理も不可能に近いので、電池で静かに動き正確なクォーツ(月差20秒以内)に交換してあり正確に安心してお使い頂けます。オリジナルと同じ秒針がスーと動くスイープ運針に機械にしてあります。ムーブメント交換に伴い違うデザインの物に変えられやすい針も、オリジナルを加工し使用しております。また加工が雑な場合取れたりずれたりしますが独自技術で精巧に加工しております。秒針の中心部分もリベット状の物を付けずオリジナルのまま加工致しました。12時位置の赤いドットは停電があった場合白から赤に変わり知らせるためのインジケーターで今は赤の状態で固定しております。6時位置の時間調整ノブは飾りですがオリジナルを追求して取り付けました。裏のムーブメントカバーはネジを緩く閉めておけば容易に手で外せるので敢えて残しております。新しいムーブメントに合わせてオリジナルの部品を加工し直しほぼ全ての部品を元の位置に取り付けたので、外観で変化したのは電源コードが無いだけの完璧な仕上がりです。