日記
1970年代のアメリカのビンテージスクールクロックのSIMPLEX・シンプレックス・インダストリアル・スクール・クロック・スクエア・2310(電池式・スイープ・クォーツ改造)が仕上がりました。
2016年09月25日
1970年代のアメリカのヴィンテージ・スクールクロックのSIMPLEX・シンプレックス・インダストリアル・スクール・クロック・スクエア・2310(電池式・スイープ・クォーツ改造)です。シンプレックスはアメリカの企業用の設備時計を作る会社で、シンクロナス・システムを用いた有線の時計を供給していました。元はIBM社が製造していましたが1958年にシンプレックスタイムレコーダー会社に自分の時間の部門を売却しました。鉄製ボディーに希少な角型ドームガラスに朱色の秒針がインダストリアルな雰囲気です。後期型の文字盤は樹脂製のモデルになります。オリジナルとコチコチ音のしない秒針がスーと動くスイープ運針に機械にしてあり良い雰囲気です。ムーブメント交換に伴い違うデザインの物に変えられやすい針も、エボキシなどの接着剤を使わずオリジナルを加工し使用しております。加工が雑な場合取れたりずれたりしますが独自技術で精巧に加工しております。秒針の中心部分もオリジナルのナットも取り付けてオリジナルのまま加工致しました。オリジナルでは裏フタは出っ張っており壁に掛けた際少し出っ張った位置になるように敢えて残しました。新しいムーブメントに合わせてオリジナルの部品を加工し直し、ほぼ全ての部品を元の位置に取り付けたので、外観で変化したのは電源コードが無いだけの完璧な仕上がりです。