日記
1960年代アメリカのヴィンテージクロックのSIMPLEX・シンプレックス・インダストリアル・クロック・7835(電池式・スイープ・クォーツ改造)が仕上がりました。
2016年05月31日
1960年代のアメリカのアンティーククロックのSIMPLEX・シンプレックス・インダストリアル・クロック・7835(電池式・スイープ・クォーツ改造)です。シンプレックスは現存する時計機器メーカーで、1958年にアメリカIBMから機械を購入し製造しておりました。珍しく直径26cmと小型で、鉄製ボディーの工業系の無機質なデザインで膨れたドームガラスに赤い秒針がインダストリアルな雰囲気です。本来この時計はコンセントで動くモーター式ムーブメントで周波数で動くので日本では使う事が出来ない地域もあり、また100V電源で漏電の恐れもあり修理も不可能に近いので、電池で静かに動き正確なクォーツ(月差20秒以内)に交換してあり正確に安心してお使い頂けます。オリジナルとコチコチ音のしない秒針がスーと動くスイープ運針に機械にしてあり良い雰囲気です。ムーブメント交換に伴い違うデザインの物に変えられやすい針もオリジナルを加工し使用しております。加工が雑な場合取れたりずれたりしますが独自技術で精巧に加工しております。秒針の中心部分もリベット状の物を付けずオリジナルのまま加工致しました。オリジナルでは裏フタは出っ張っており壁に掛けた際少し出っ張った位置になるように敢えて残し、時間調整と電池交換がし易い様に綺麗に丸く穴を開けました。新しいムーブメントに合わせてオリジナルの部品を加工し直し、ほぼ全ての部品を元の位置に取り付けたので、外観で変化したのは電源コードが無いのと裏フタに穴が開いただけの完璧な仕上がりです。