日記
1960年代アメリカのヴィンテージ・ウォールクロックのシンプレックス・インダストリアル・スクール・クロック・スクエア・6145(電池式・クォーツ改造)が仕上がりました。
2016年05月22日
1960年代頃のアメリカのビンテージクロックのシンプレックス・インダストリアル・スクール・クロック・スクエア・6145(電池式・クォーツ改造)です。シンプレックスはアメリカの企業用の設備時計を作る会社で、シンクロナス・システムを用いた有線の時計を供給していました。元はIBM社が製造していましたが1958年にシンプレックスタイムレコーダー会社に自分の時間の部門を売却しました。鉄製ボディーの工業系の無機質なデザイン良い雰囲気です。また厚みのある針も特徴的です。本来はガラスが付いているのですがありません。本来この時計はコンセントで動くモーター式ムーブメントで周波数で動くので日本では使う事が出来ない地域もあり、また100V電源で漏電の恐れもあり修理も不可能に近いので、電池で静かに動き正確なクォーツ(月差20秒以内)に交換してあり正確に安心してお使い頂けます。ムーブメント交換に伴い違うデザインの物に変えられやすい針も、オリジナルを加工し使用しております。また加工が雑な場合取れたりずれたりしますが独自技術で精巧に加工しております。針の中心部分もナットを取り付けてオリジナルを忠実に再現致しました。裏のムーブメントカバーはネジを緩く閉めておけば容易に手で外せるので敢えて残しております。新しいムーブメントに合わせてオリジナルの部品を加工し直しほぼ全ての部品を元の位置に取り付けたので、外観で変化したのは電源コードが無いだけの完璧な仕上がりです。