日記
1950年代アメリカのヴィンテージクロックのゼネラル・エレクトリック・インダストリアル・スクール・クロック・モデル・1F608(電池式・スイープ・クォーツ改造) が仕上がりました。
2016年04月29日
1950年代頃のアメリカのヴィンテージクロックのゼネラル・エレクトリック・インダストリアル・スクール・クロック・モデル・1F608(電池式・スイープ・クォーツ改造)です。ゼネラル・エレクトリックは1878年トーマス・エジソンがエジソン電気照明会社を設立したのが始まりでのアメリカのメーカーです。GEの中では直径23cmと小型で珍しいモデルです。金属製ボディーにドーム型ガラスで赤い秒針がレトロな雰囲気です。本来この時計はコンセントで動くモーター式ムーブメントで周波数で動くので日本では使う事が出来ない地域もあり、また100V電源で漏電の恐れもあり修理も不可能に近いので、電池で静かに動き正確なクォーツ(月差20秒以内)に交換してあり正確に安心してお使い頂けます。オリジナルとコチコチ音のしない秒針がスーと動くスイープ運針に機械にしてあり良い雰囲気です。ムーブメント交換に伴い違うデザインの物に変えられやすい針もオリジナルを加工し使用しております。加工が雑な場合取れたりずれたりしますが独自技術で精巧に加工しております。秒針の中心部分もリベット状の物を付けずオリジナルのまま加工致しました。12時位置の赤いドットは停電があった場合白から赤に変わり知らせるためのインジケーターで、今は赤の状態で固定しております。裏のムーブメントカバーはネジを緩く閉めておけば容易に手で外せるので敢えて残しております。新しいムーブメントに合わせてオリジナルの部品を加工し直し、ほぼ全ての部品を元の位置に取り付けたので、外観で変化したのは電源コードが無いだけの完璧な仕上がりです。