日記
昭和初期頃の柱時計の精工舎・R型・振り子時計・NO.21(電池式・クォーツ改造)が仕上がりました。
2016年02月19日
昭和初期頃の古時計の精工舎・R型・振り子時計・NO.21(電池式・クォーツ改造)です。服部時計店の製造部門事業部の「精工舎」として1892年創立し現在も「セイコー」として時計を製造しております。珍しい上部が綺麗なアールを描いたR型と呼ばれるスタイルで装飾も非常に品があります。文字盤はブリキ製の後期型で、木部も綺麗なコンディションで、オリジナルの仕上げのまま天然オイルで仕上げました。本来この時計は鍵でゼンマイで巻く機械ですが、チクタク煩く元々精度が悪く8日に一度ゼンマイを巻かなければいけなく、時間が狂ったり止まったりするので、電池で静かに正確に動くクォーツ(月差20秒以内)に交換しており故障も非常に少なく時間も正確に安心してお使い頂けます。オリジナルの振り子も動き、チクタク音&時打(鐘の音)はありませんのでとても静かです。外観はオリジナルのままで振り子もオリジナルが動きます。電池寿命は約1年です。ムーブメント交換に伴い変えられやすい針や振り子もオリジナルを加工し使用しております。針の中心部分の取り付け金具も取り付けオリジナルを忠実に再現いたしました。