1970年代のアンティーククロックのセイコー・トランジスター・TA579・渡辺力・デザイン・リキクロック・オリジナル(電池式・クォーツ改造)が仕上がりました。

1970年代のアンティーククロックのセイコー・トランジスター・TA579・渡辺力・デザイン・リキクロック・オリジナル(電池式・クォーツ改造)が仕上がりました。
1970年代頃のアンティーク掛け時計のセイコー・トランジスター・TA579・渡辺力・デザイン・リキクロック・オリジナル(電池式・クォーツ改造)です。 渡辺力(わたなべりき)は日本を代表するプロダクトデザイナーで、「デザイン」という言葉が日本社会にいまだ十分に定着していなかった戦後間もない頃から活躍し、剣持勇・柳宗理・長大作・水之江忠臣らと共にジャパニーズ・モダンと呼ばれるデザインの礎を創りました。近年リプロダクトが人気ですが当時のオリジナルは非常にレアなモデルになります。リキクロックの独特のフォントは渡辺力が当時海外のグラフィック雑誌でこの書体と出会い、日本のタイポグラフィの先駆者の原弘氏の助言で書体の製作者と自ら交渉し権利を取得致しました。今のリキクロックの前の2002年にセイコーの子会社であるアルバから腕時計が発売され、このフォントの上級版と類似のフォントのモデルが廉価版として2種類発売されました。エッジの利いた白い樹脂製ボディーにクリスタルガラスで非常にモダンなデザインです。本来この時計はトランジスター式ムーブメントですが、チチチチと音も煩く仕組み的に精度が悪く修理も不可能に近いので、電池で静かに動き正確なクォーツ(月差20秒以内)に交換してあり正確に安心してお使い頂けます。ムーブメント交換に伴い違うデザインの物に変えられやすい針も、オリジナルを加工し使用しております。オリジナルを追求し針の中心部分のナットも取り付けました。6時位置の時間調整ノブは飾りですが取り付けました。新しいムーブメントに合わせてオリジナルの部品を加工し直し、ほぼ全ての部品を元の位置に取り付けたので、ムーブメントが変わっただけで外観の変化の無い完璧な仕上がりです。