1960年代のアメリカのヴィンテージ・スクールクロックのGIBRALTAR・ジブラルタル・インダストリアル・クロック・モデル#3(電池式・スイープ・クォーツ改造)が仕上がりました。
1963年5月9日製造のアメリカのヴィンテージ・インダストリアルクロックのGIBRALTAR・ジブラルタル・インダストリアル・クロック・モデル#3(電池式・スイープ・クォーツ改造)です。ジブラルタルは1930〜50年代にアメリカジャージーシティにあった時計メーカーで、クロックの他ミシンなども製造しておりました。珍しいスモールサイズで三日月の秒針が特徴的で焦げ茶色の鉄製のボディーにドーム型ガラスでインダストリアルな雰囲気です。文字盤は鉄板の上に紙を張ってあり年月を経た良い味が出ております。本来この時計はコンセントで動くモーター式ムーブメントで周波数で動くので日本では関東以北では使う事が出来ず、また100V電源で漏電の恐れもあり修理も不可能に近いので、電池で静かに動き正確なクォーツ(月差20秒以内)に交換してあり正確に安心してお使い頂けます。またオリジナルと同じ秒針のスーと動くスイープ運針の機械を選びましたので良い雰囲気です。ムーブメント交換に伴い違うデザインの物に変えられやすい針もオリジナルを加工し使用しております。また加工が雑な場合取れたりずれたりしますが独自技術で精巧に加工しております。秒針の中心部分もリベット状の物を付けずオリジナルのまま加工致しました。裏のムーブメントカバーは容易に外せるので敢えて残しております。6時位置の時間調整ノブは飾りですがオリジナルを追求して取り付けました。新しいムーブメントに合わせてオリジナルの部品を加工し直しほぼ全ての部品を元の位置に取り付けたので、外観で変化したのは電源コードが無いだけの完璧な仕上がりです。