昭和初期頃のアンティーク・クロックの精工舎電気時計・トーマス型(電池式・クォーツ改造)が仕上がりました。
昭和初期頃のアンティーククロックの昭和初期頃・精工舎電気時計・トーマス型(電池式・クォーツ改造)です。服部時計店の製造部門事業部の「精工舎」として1892年創立し現在も「セイコー」として時計を製造しております。ボディーは黒塗りの鉄製で文字盤は紙製の初期の造りです。珍しく精工舎電気時計が右書きでレトロな雰囲気です。1940年(昭和15年)頃からは左横書きによる方向統一の動きがみられ、文部省の諮問機関、国語審議会では1942年(昭和17年)7月、左横書きを本則とする旨の答申を出されました。本来この時計はコンセントで動くモーター式機械で時間が不正確で修理も不可能に近いので、電池で動き精度の高いクォーツ(月差20秒以内)に交換しておりますので安心してお使い頂けます。秒針がスーと滑らかに動くスイープ運針の機械にしておりますので良い雰囲気です。ムーブメント交換に伴い違うデザインの物に変えられやすい針も、オリジナルを加工し使用しております。6時位置の時間調整ノブは飾りですがオリジナルと同様に少し出っ張って取り付けました。